韓国語はハングルのみを使います。
一見とても難しそうに感じますが、
組み合わせのルールを覚えてしまえば、すぐに読めるようになります。
ハングル一覧表（反切表）はダウンロードできるようになっていますので、自由にプリントしていただけます。
ハングルのしくみ
ハングルには、『子音』と呼ばれる文字と、『母音』と呼ばれる文字の２種類があります。
『子音』は全部で１９個、『母音』は全部で２１個です。
その中で、基本となるのが下にある、『基本子音』と『基本母音』です。それぞれ１０個ずつあります。
基本子音と基本母音
この基本子音と基本母音だけでも相当な数の韓国語単語が読めるようになります。
まずこの基本のハングル文字を覚えたら、次は下の「激音」「濃音」子音と、「合成母音」を覚えましょう。
この激音と濃音とよばれる子音は基本子音から派生したもので形がよく似ていますね。
激音・濃音と合成母音
子音と母音で一文字をつくる
ハングルは、この『子音』と『母音』を組み合わせて１文字を作ります。
必ず子音と母音がセットになっていて、子音は左側か上、母音は右側か下に配置されます。
子音、母音それぞれ単体では文字になりません。
また、位置が逆になることもありません。
「アイウエオ」「カキクケコ」とそれぞれの文字を覚えていくよりも、子音と母音をそれぞれで覚えることをオススメします。
この子音と母音は、ローマ字の仕組みととてもよく似ているので、ローマ字に慣れている方は特にすんなりと理解できるかと思います。
そして組み合わせのルール（２つだけ！）を覚えることで、簡単にハングルが読めるようになります。
組み合わせルール①：子音と母音が横並びになったパターン
上記の文字は、子音が「ㄱ」、この子音の発音は「k」です。
そして母音は「ㅏ」で、この母音の発音は「a」となります。
この２つの発音「k」と「a」を合わせて、「ka」となるため、「カ」と発音するわけです。
ハングルはこの「가」という文字のように、
子音と母音が横並びになったパターンと、「고」のように上下に並んだパターンがあります。
組み合わせルール②：子音と母音が上下並びになったパターン
上記の文字の場合は、子音が「ㄱ」、この子音の発音は「k」です。
そして母音は「ㅗ」で、この母音の発音は「o」となります。
この２つの発音「k」と「o」を合わせて、「ko」となるため、「コ」と発音するわけです。
このように、ハングルの組み合わせは２つのパターンしかありません。
ハングルをタイピングする場合は？！
ハングルをキーボードで打つ場合、子音と母音を順番にタイピングします。
キーボードの文字の配列は、キーボードの真ん中より左側は子音、右側が母音の文字が配置されています。
タイピングするときは、まず子音を打ってから、そのあと母音を打つと、ひとつのハングルになります。
例えは「가」とタイプしたい時、キーボードの「ㄱ」と「ㅏ」を順番に打ちます。
そうするとパソコンは「가」の文字として認識し、表示しています。
「고」の文字のように、子音と母音の位置が上下になっている場合も、タイピングで打つ順番は同じです。
まずは「ㄱ」を打ち、次に「ㅗ」を打つことで、「고」という一つの文字として表示されます。
ハングル基本一覧【基本母音】｜反切表（カナダラ表）
まずは、基本の子音１０個、母音１０個を使って組み合わせます。
表の左側が子音（基本子音（平音））、上側が母音（基本母音）です。
文字の下に、発音もあります。
基本子音と基本母音のパターン
激音・濃音と基本母音のパターン
下の表は、激音・濃音と母音（基本母音）の反切表です。
これらのハングルの発音は、日本語には無い発音で、少しコツがいります。
それぞれの発音の特徴を知って、練習してみましょう。
ハングル基本一覧【合成母音】｜反切表（カナダラ表）
母音には、「基本母音」のほかに、「合成母音」が１１個あります。
表の左側が子音（基本子音（平音））、上側が母音（合成母音）です。
基本子音と合成母音のパターン
激音・濃音と合成母音のパターン
下記は激音・濃音と合成母音の反切表です。
全ての文字を覚えずとも、子音と母音をそれぞれ覚える程度でも十分読めるようになると思います。
それぞれの子音・母音と２種類の組み合わせパターンさえ覚えると、簡単にハングルの韓国語単語が読めるようになります。
好きな俳優さんやアイドルの名前も、ハングルで書けたり読めたりできるようになると嬉しいですよね。
ハングルを覚えて、楽しい韓国語学習をスタートしましょう！
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