韓国旅行でも自分のスマホを使って、地図や翻訳アプリ、SNSやお店検索などがしたい。
でもデータ通信の料金が不安......
はじめて韓国旅行をする場合はまずスマホのことが気になりますよね。
自分のスマホで韓国でインターネットを使うには、この3つのうちのどれかになります。
❶ 『eSIM』を使う。
❷ 『SIMカード』をスマホに入れ替えて使う。
❸ 『Wi-Fi ルーター』をレンタルして使う。
この中でもデータ通信の料金や設定の簡単さ、身軽さなど、ストレスなく使いたいなら、eSIMの利用がおすすめです。
グループ旅行に便利なWi-Fiルーターは、移動が多い旅行では少し荷物に感じることも...
eSIMなら手軽に設定できて、韓国内の空港に着いた瞬間からすぐにネットが使えるようになります。
「初めての韓国旅行だけど、日本でいつも使っているスマホは使えるの?」
「SIMカードとeSIMの違いって?」
「おすすめのeSIMやSIMカードは?」
「どうやって使えばいいの?」
という疑問も、この記事でまるっと解決します。
ぜひ参考にしてください!
eSIMの購入から設定、使用開始まで
はじめに:そもそもeSIMやSIMカードとは?
SIMとはスマホの中に入っている小さなチップのことで、電話番号や契約者の情報などが記録されています。
これがあることで、スマホがインターネットに接続できたり、通話などができる仕組みになっています。
そしてSIMには、
■『SIMカード(シムカード)』という小さな物理的なカードと、
■スマホ本体に情報を直接ダウンロードできる『eSIM(イーシム)』
があります。
STEP①:どちらを選べばいい?|『eSIM』or『SIMカード』
では韓国旅行では『eSIM』か『SIMカード』のどちらを選べばいいのでしょうか。
ご自身のスマホがeSIM対応機種であれば、物理的カードの入れ替えが不要な『eSIM』を利用するのが便利です。
eSIMのメリット
QRコード or アプリで読み込みで、韓国に着いた途端からすぐに使える。
物理SIMと併用可能なので複数回線の使用が可能。
SIMカードは抜き差しが必要なので紛失の心配がある。
ただし、対応機種が限られるなどの制限はあるので、まずはスマホがeSIM対応機種かどうかを確認しましょう。
また、海外でeSIMやSIMカードを使うには、スマホが「SIMフリー」もしくは「SIMロック解除済み」であることが条件になります。
2021年10月以降に新しく販売された端末は、基本的に「SIMフリー」ですが、念の為スマホの設定画面でSIMフリーか確認しておきましょう。
※購入前に確認!
スマホが『eSIM対応』機種かどうかを確認しましょう!
スマホが『SIMフリー』であることを確認しましょう!
では実際にご自身のスマホが『eSIMに対応しているのか』、『SIMフリーのスマホなのか』を確認していきます。
確認した結果、eSIM対応であれば『eSIM』の利用が可能です。eSIM非対応であれば『SIMカード』を利用することになります。
【eSIM対応確認】確認方法①:電話をかけて確認する
iPhone、Androidともに電話アプリで *#06# に発信するだけで、eSIM対応端末である可能かを確認できます。
手順:
まず、スマートフォンに元々搭載されている電話アプリを開き、ダイヤル画面で「*#06#」の番号をタップします。
タップした途端、eSIM対応の端末であればバーコードと共に32桁の番号が表示されます。
→「EID(eSIM ID)」が表示 → eSIM対応スマホ → 韓国旅行でeSIMの利用が可能!
→ EIDが表示されない → 物理SIMカード専用の可能性あり → 韓国旅行でSIMカードを入れ替えればOK!
【eSIM対応確認】確認方法②:機種名で確認する
■ iPhoneの場合:eSIM対応モデルは「iPhone XR / XS 以降」。それ以前のものはSIMカードのみ対応となります。
■ Androidの場合:Google Pixel、Galaxy、Xperiaの一部などがeSIM対応(メーカー公式サイトまたは取扱説明書で確認)
※または「設定」の情報の項目にある「EID」に番号の記載があればeSIM対応端末であることを確認できます(iPhone、Androidともに。)
【SIMフリー】確認方法①:設定画面で確認する
■ iPhoneの場合:「設定」→「一般」→「情報」をタップ。
「SIMロック」→ 「SIMロックなし」と表示されていればOK。
■ Androidの場合:機種により異なるため、キャリアのマイページで確認、または「設定」→「端末情報」→「SIMステータス」などからチェック。
メモ
SIMロックがかかっていると、購入した韓国データ通信用のSIMカードを入れても、スマホが認識してくれません。
その場合はキャリアのマイページや店舗でSIMロックの解除について確認してみましょう。
STEP②:eSIM/SIMカードを購入
販売されているeSIMやSIMカードはほとんど、使用日数を選んで購入できますので、1日、3日、10日など、滞在日数に合わせて選ぶことができます。
また、データ総量も1G、3G、無制限などバリエーションがありますので、旅行プランに合ったものを選びましょう。
ここからは韓国旅行に行った際に使えるおすすめのeSIMやSIMカードについていくつかピックアップしていきます。
eSIMとSIMカードの設定方法はSTEP③から確認できます。ぜひ参考にしてください。
韓国旅行におすすめ!滞在日数で選べるオススメeSIM/SIMカード
SK Telecom(SKテレコム)
*画像引用元:SK Telecom公式サイト(https://www.skroaming.com/reservation/)
韓国大手3キャリアのひとつ『SK Telecom(SKテレコム)』。
通信状況や設定の簡単さも申し分なし!
SKテレコムの公式サイトや代理店のサイトなどであらかじめオンラインで購入もできますし、韓国の仁川空港や金浦空港などにSKテレコムのカウンターもありますのでそちらで購入することもできます。
また、現地で万が一繋がらないといった場合でもこちらのカウンターで相談することもできますので安心です。
ポイント
大手キャリアなので、主要都市も地方も通信環境が安定して使える!
空港や街中のコンビニでも買うことができて便利!
利用日数、データ総量も希望のものが選べる!
eSIMもSIMカードもどちらもオススメのSKテレコム!
利用日数の選択肢も幅広く、無制限のものでもお手頃なお値段で用意されています。
希望にぴったり合ったものがきっと見つかると思います!
SK Telecom(SKテレコム)の公式オンラインサイトへ
他にも、楽天やAmazonなどのページからも購入できます。
👇eSIMカードのオススメ
Klook
*画像引用元:Klook公式サイト(https://www.klook.com/ja/)
韓国はもちろん、世界中のアクティビティツアーや交通手段、通信サービスなど、旅行者にとっての様々なサービスをオンラインで簡単に予約できる旅行プラットフォームのKlook。
日本語にも完全対応しており、海外旅行者にとって人気のツールです。
そのKlookで、eSIMやSIMカードの購入が可能です。
韓国大手キャリアの「SKテレコム」や「LG U+」なども取り揃えており、自由に好きなキャリアのものを選ぶことができます。
こちらも仁川国際空港 第1ターミナル、第2ターミナル、金浦国際空港、釜山金海国際空港に専用カウンターがあるため、設定などで困っても安心です!
ポイント
旅行サービスを数多く提供しているKlookだからこそ、付帯サービスが付いたプランもあってお得!
交通系ICカード「t-money」がセットで買えるプランも!
タイミングによってはどのサイトよりもお安く買える場合もある!
日本語対応&サポート付きが安心のKlook。
リーズナブルに大手キャリアのeSIM/SIMカードを利用できますよ!

STEP③:eSIM/SIMカードの設定方法
ここからご紹介するeSIMの設定方法は、
「eSIMは設定がとても簡単で、誰でもすぐに使える」ということをお伝えするための内容になっています。
実際の設定手順は、購入したショップやサービスから届く設定ガイドやマニュアルに沿って進めていただくのが安心ですが、
この記事ではその前に、「eSIMってこんな感じなんだ!誰でも簡単に設定できそう!」というイメージをつかんでもらえたら嬉しいです。
購入前の参考として、ぜひ気軽に読んでみてください。
eSIMの設定方法(iPhoneの場合)
スマホの機種によって多少の違いはあっても、基本的な操作は以下の流れになります。
1. QRコードを読み込む(日本であらかじめ出来ること)
① eSIMを買うと、メールなどで「QRコード」が届きます。
② スマホの「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加(または「eSIM追加」)」をタップ。
③「QRコードを使用」をタップするとカメラが起動するので、QRコードを読み込みます。
④「eSIMをアクティベート」という表示が出たら「続ける」をタップ。これでeSIMの情報がスマホに登録されます。
⑤ いまインストールしたeSIMの名称を任意で設定できますので、ご自身でわかりやすい名称(「韓国用eSIM」など)を入れて完了。
日本にいる間は主回線はそのまま変更しないようにします。先ほどインストールしたeSIMは、日本にいる時点では「オフ」にしておきます。
2. 韓国に着いてから行う設定|モバイルデータ通信をeSIMに切り替える
登録ができたら、スマホの「モバイルデータ通信」をeSIM側に切り替えます。
スマホを飛行機モードのまま以下の設定をしていきます。
① 設定画面で「モバイルデータ通信」の項目をタップし、「主回線(日本の回線)」を「オフ」にします。
② インストールしたeSIMの回線を「オン」にし、「データローミング」も「オン」にすればOK。

3. 日本に帰ってきたら
①日本に帰国したら、「モバイルデータ通信」をeSIMを「オフ」にして、主回線を「オン」にします。
②eSIMの項目は削除してかまいません。
以上でeSIMの設定は終わりです。
電波マークが表示されない場合は機内モードのオンオフを再度試してみたり、スマホを再起動するなどですぐに反映されます。
実際に設定する際は、購入元(ショップや公式サイト)からメールなどで送られてくる設定ガイドなどを見ながら進めれば、さらに安心です。

ここからはSIMカードの設定方法です。
SIMカードの入れ替えの際に必ず気をつけたいのが、日本で使っていたSIMカードの保管です。
とても小さなカードですので紛失しないよう、日本に帰国するまで大事に保管してくださいね!
SIMカードの設定方法(iPhoneの場合)
スマホの機種によって多少の違いはあっても、基本的な操作は以下の流れになります。
1. 韓国に着いてから行う設定|SIMカードを入れ替える
①まずはオンラインや空港で購入した、韓国で使えるSIMカードを用意します。
②スマホの電源をオフにします。
③SIMピン(またはクリップ)を使って、SIMカードを取り出します。(SIMピンは、購入したSIMカードにセットでついてきます)
※スマホの側面に取り出し口があります。
④中に入っている日本のSIMカードをそっと抜きましょう。
抜き取ったSIMカードは日本に戻ってからまた使う大切なものになりますので無くさないように厳重に保管しておきましょう!
⑤購入した韓国用のSIMカードを④のSIMスロットにセットします(向きに注意)
⑥スマホにスロットを戻して、電源を入れます。
⑦スマホが起動すると、自動で回線を探して接続されることがあります。画面の上に「4G」「LTE」などが表示されたら通信OKです。
3. 日本に帰ってきたら
「1. 韓国に着いてから行う設定」の手順と同じで、日本で使っていたSIMカードに入れ替えるだけでOKです。
①日本で使っていたSIMカードを用意します。
②スマホの電源をオフにします。
③SIMピン(またはクリップ)を使って、SIMカードを取り出します。(SIMピンは、購入したSIMカードにセットでついてきます)
※スマホの側面に取り出し口があります。
④中に入っている韓国で使用したSIMカードをそっと抜きましょう。
⑤日本で使っていたSIMカードを④のSIMスロットにセットします(向きに注意)
⑥スマホにスロットを戻して、電源を入れます。
⑦スマホが起動すると、自動で回線を探して接続されることがあります。画面の上に「4G」「LTE」などが表示されたら通信OKです。
まとめ:eSIMで、もっと身軽に韓国旅行を楽しもう!
ここまで、SIMカードやeSIMの違い、設定方法、そして対応端末の確認方法についてご紹介してきました。
スマホがeSIM対応であれば、海外旅行ではeSIMの利用がおすすめです!
物理カードの抜き差しが不要で、QRコードを読み取るだけで通信の準備ができる手軽さは、手間を減らしたい海外旅行にぴったり。
韓国に着いたその瞬間からすぐにネットが使えるのも魅力です😊
スマホの設定に不安がある方も、事前の準備を整えておくことで現地でのストレスもグンと減ります。
eSIMは意外と簡単に利用できるので、設定手順や注意点をしっかり押さえておけば大丈夫です。
快適なネット環境を携えて、韓国旅行を思いっきり楽しんできてください✈️
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