日常会話やひとり言でもよく使うフレーズ「〜な気がする」は韓国語で何て言うのでしょうか。
韓国語で「(〜のような)気がする」を表す表現はいくつかあります。
「〜だと思う」「〜かもしれない」など、「気がする」に近い表現もあわせて紹介していきます。
1. -것 같다|〜のようだ、〜な気がする、〜みたいだ、〜だと思う
会話で頻繁に使う表現の一つで、話し手の主観的な推測や曖昧な感覚を表します。
「〜のようだ」「〜な気がする」「〜みたいだ」「〜だと思う」というニュアンスで伝えたいときに使います。
連体形・連用形に【것 같다(ゴッ カッタ)】を付けて使います。
使い方
■ 動詞
①現在(~しているようだ、〜していると思う):-는 + 것 같다
②過去(~したようだ、〜したと思う):-ㄴ/은 + 것 같다
③未来(~すると思う、〜な気がする):-ㄹ/을 + 것 같다
■ 形容詞(~なようだ、〜だと思う)
④確実なことを言う場合:-ㄴ/은 + 것 같다
⑤不確実なこと、推測を言う場合:-ㄹ/을 + 것 같다
■ 名詞(~のようだ、〜だと思う)
⑥確実なことを言う場合:-인 + 것 같다
⑦不確実なこと、推測を言う場合:-일 + 것 같다
例文
①電車が遅れているようです:전철이 늦는 것 같아요.
②風邪をひいたようです:감기에 걸린 것 같아요.
③今日は雨が降りそうです:오늘은 비가 올 것 같아요.
④この料理は美味しいと思います(確信):이 음식은 맛있는 것 같아요.
⑤今日はとても寒そうな気がします(推測):오늘은 너무 추울 것 같아요.
⑥あの人は妹の彼氏だと思います(確信):저 사람은 제 동생 남자친구인 것 같아요.
⑦あの人は韓国人だと思います(推測):저 사람은 한국 사람일 것 같아요.
2. 느낌이 들다|~という感じがする、〜という気がする
【느낌이 들다(ヌッキミ ドゥルダ)】は、「~という感じがする」「という気がする」という、自分の感覚的・感情的な表現を伝えたい場合に使われます。
断定を避けたい場合や、主観的な意見を柔らかく伝えたいときに使える、とても便利な表現です。
連体形・連用形とくっつけて使うことが一般的ですが、「그냥 느낌이 들어요.(ただそういう気がするだけです)」など具体的な説明を省いて、単に漠然とした感覚を述べる場合は単独で使うこともあります。
例文
この映画は悲しい感じがします。:이 영화는 슬픈 느낌이 들어요.
何かが間違っている気がします。:뭔가 잘못된 느낌이 들어요.
今日は良いことがありそうな気がします。:오늘은 좋은 일이 있을 것 같은 느낌이 들어요.
3. 생각이 들다|~な気がする、〜だと思う、〜な感じがする
【생각이 들다(センガギ ドゥルダ)】は、「~な気がする」「〜だと思う」「〜な感じがする」という、感覚よりも論理的・具体的な思考に基づく場合に使われます。
「思いつく」「考えが浮かぶ」など突発的な思いつきや感情を表現するときに使ったり、推測や疑問を含むニュアンスを持ち、柔らかい表現で使えます。
例文
その話を聞いて昔のことを思い出します。:그 말을 들으니 옛날 생각이 들어요.
どうしてこんな考えが浮かんだのかわかりません。:왜 이런 생각이 들었는지 모르겠어요.
なんだか不安な気がします。:왠지 불안하다는 생각이 들어요.
4. 기분이 들다|~な気がする、気持ちになる
【기분이 들다(キブニ ドゥルダ)】は、「~な気がする」「~な気持ちになる」「~な気分になる」という、ある感情や気分が湧いてきたとき、またはその時の気分を表現する際など、気分や感情が主となる場合に使われます。
例文
なんだか一人ぼっちになった気がします。:왠지 혼자가 된 기분이 들어요.
ケーキを食べると幸せな気分になります。:케이크를 먹으면 행복한 기분이 들어요.
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5. 마음에 걸리다|~な気がする
【마음에 걸리다(マウメ コルリダ)】は、「〜な気がする」「気にかかる」「気がかりだ」という、(心理的に)引っかかる、気になるといった状態を表現します。
例文
話し方が気になります。:말투가 마음에 걸려요.
なんとなく気になって眠れない:어쩐지 마음에 걸려서 잠을 잘 수가 없다.
まとめ
このように、「〜な気がする」を表す表現はいくつかあり、それぞれ少しずつニュアンスが違います。
日常会話では「-것 같다」を使う場面が多いので、まずはここから慣れていくと会話の表現の幅が広がっていくでしょう。
■ 主観的な推測や曖昧な感覚を表すときに使う:-것 같다
■ 感覚や直感による「気がする」を表す:느낌이 들다
■ 具体的な思考や考えが浮かぶ場合に使う:생각이 들다
■ 気分や感情が変わる、またはそれを感じる場合に使う:기분이 들다
■ 心理的に引っかかる、気になる場合に使う:마음에 걸리다